InDesignはこわくない|カタログ制作を効率化する実践レッスン事例

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InDesignはこわくない|カタログ制作を効率化する実践レッスン事例

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InDesignはこわくない。ページ物制作を効率よく進めるための実践サポート

今回は、デザイン会社様からご相談いただいた、InDesignの実践レッスン事例をご紹介します。

普段は商品パッケージを中心にデザイン業務を行っている会社様でしたが、新たに通販カタログのリニューアル案件を進めることになり、ページ数の多い制作物に対応するため、InDesignの使い方を学びたいというご相談でした。

受講されたスタッフの皆さんは、Illustratorを使ったデザイン作業には慣れている方々でした。

一方で、カタログや冊子のように、複数ページをまとめて管理する制作では、Illustratorだけで進めるよりも、InDesignを活用した方が効率的な場面が多くあります。

そこで今回は、Illustratorとの操作感の違い、ページ物制作に必要な考え方、スタイル設定、親ページ、レイアウト設計などに重点を置いて、実際の業務に近い形でレッスンを進めました。

カタログや冊子制作ではInDesignが活躍します

InDesignは、カタログ、冊子、パンフレット、書籍、マニュアル、会社案内、広報誌など、ページ数の多い制作物に向いているレイアウトソフトです。

1枚もののチラシやパッケージデザインではIllustratorが使いやすい場面も多いですが、数十ページ、数百ページにわたる制作物では、ページ管理や本文組み、共通パーツの管理が重要になります。

そうしたページ物制作に強いのがInDesignです。

IllustratorとInDesignの違い

Illustratorは、ロゴ、イラスト、パッケージ、チラシ、図版など、ひとつひとつの要素を視覚的に作り込む作業に向いています。

一方、InDesignは、複数ページにまたがる情報を整理し、本文、見出し、画像、ページ番号、共通レイアウトなどを効率よく管理することに向いています。

  • Illustrator:単ページのデザインや図形作成に強い
  • InDesign:冊子・カタログ・書籍などのページ物制作に強い

どちらが優れているということではなく、制作物の種類によって使い分けることが大切です。

今回のような通販カタログでは、商品情報、写真、価格、説明文、カテゴリごとの見出し、ページ番号など、多くの要素を整理して配置する必要があります。

そのため、InDesignの機能を活用することで、修正しやすく、管理しやすいデータを作りやすくなります。

InDesignで重要になるページ設計

InDesignを使うときに大切なのは、いきなりページを作り始めるのではなく、最初に全体の設計を考えることです。

特にページ数の多い制作物では、途中で設計が崩れると、後からの修正が大変になります。

最初に確認したいポイント

カタログや冊子を作る場合は、最初に次のような点を確認します。

  • 総ページ数
  • 仕上がりサイズ
  • 綴じ方
  • 余白と裁ち落とし
  • ページ番号の位置
  • 見出しや本文のルール
  • 商品情報の掲載形式
  • 写真や図版の扱い
  • 修正や差し替えが発生しやすい箇所

こうしたルールを先に決めておくことで、作業中の迷いを減らし、複数人で作業する場合にもデータを扱いやすくなります。

共通ルールを作ることが効率化につながります

カタログ制作では、各ページをその場の感覚だけで作ってしまうと、後から全体の統一感を整えるのが難しくなります。

見出しの大きさ、本文の行間、商品名の位置、価格表示、写真サイズ、注釈の入れ方などをあらかじめ決めておくことで、ページ全体の統一感を保ちやすくなります。

InDesignでは、こうしたルールをスタイルや親ページとして登録しておくことで、後からまとめて調整しやすくなります。

親ページを使った共通レイアウト管理

InDesignでは、以前「マスターページ」と呼ばれていた機能が、現在は「親ページ」として案内されています。

親ページは、複数のページに共通して表示したい要素をまとめて管理するための機能です。

Adobe公式ヘルプでも、親ページを編集すると、その親ページを適用しているページへ変更が反映されることが説明されています。

親ページで管理しやすいもの

親ページでは、次のような共通要素を管理できます。

  • ページ番号
  • 柱・ヘッダー
  • フッター
  • 背景色や罫線
  • 共通のロゴ
  • カテゴリごとの共通パーツ
  • 基本的な余白やガイド

たとえば、カタログの各ページに同じ位置でページ番号を入れたい場合、親ページにページ番号を設定しておくと、各ページへ自動的に反映できます。

ページ数が多い制作物では、このような共通部分を手作業で配置していると、修正時に手間がかかります。

親ページを使うことで、共通要素をまとめて管理しやすくなります。

親ページを使うときの注意点

親ページは便利ですが、すべてを親ページに入れればよいというわけではありません。

ページごとに内容が変わるもの、頻繁に差し替えるもの、個別調整が必要なものは、通常のページ上で管理した方が分かりやすい場合もあります。

大切なのは、共通化する部分と、ページごとに編集する部分を分けて考えることです。

スタイルを使った文字組みの効率化

InDesignでページ物を作るうえで欠かせないのが、段落スタイルや文字スタイルです。

スタイルを使うと、見出し、本文、キャプション、価格、注釈などの文字設定をまとめて管理できます。

段落スタイルで管理できるもの

段落スタイルでは、主に次のような設定を管理できます。

  • フォント
  • 文字サイズ
  • 行間
  • 字間
  • 段落前後の余白
  • インデント
  • 揃え位置
  • 禁則処理

たとえば、本文の文字サイズを後から少し大きくしたい場合、すべての本文を手作業で変更するのではなく、段落スタイルを変更することで、同じスタイルを適用している文章をまとめて調整できます。

ページ数が多いほどスタイル設定が重要になります

数ページ程度の資料であれば、手作業で文字設定を変えても対応できるかもしれません。

しかし、カタログや冊子のようにページ数が増えるほど、手作業での修正はミスや作業時間の増加につながります。

InDesignでは、最初にスタイルをきちんと設計しておくことで、あとから全体の見た目を調整しやすくなります。

今回のレッスンでも、単に文字を入力して配置するだけではなく、見出しや本文をどのようなルールで管理するかを確認しながら進めました。

通販カタログ制作で意識したいこと

通販カタログは、見た目のデザインだけでなく、情報の整理がとても重要です。

商品名、価格、説明文、写真、サイズ、カラー、品番、注文方法など、掲載する情報が多いため、読みやすく整理する必要があります。

商品情報を分かりやすく見せる

通販カタログでは、購入を検討する方が必要な情報をすぐに見つけられることが大切です。

  • 商品写真が見やすいか
  • 商品名が分かりやすいか
  • 価格が目に入りやすいか
  • 説明文が読みやすいか
  • カテゴリごとの違いが分かるか
  • 注文方法が分かりやすいか

InDesignを使う場合でも、ただページを並べるだけではなく、読む人が迷わない情報設計を意識する必要があります。

写真やテキストの差し替えに備える

カタログ制作では、制作途中で商品写真や価格、説明文が変更になることもよくあります。

そのため、後から差し替えや修正がしやすいようにデータを作っておくことが大切です。

画像リンクの管理、スタイル設定、ページ構成、ファイル名のルールなどを整えておくことで、修正時のトラブルを減らせます。

データ結合で効率化できる場合もあります

商品点数が多いカタログや、同じレイアウトを繰り返す制作物では、InDesignのデータ結合機能が役立つ場合があります。

Adobe公式ヘルプでは、InDesignのデータ結合機能を使うことで、CSVやTXTなどのデータソースとInDesignドキュメントを結合し、複数のバリエーションを作成できると案内されています。

データ結合が向いている制作物

データ結合は、次のような制作物で活用しやすい機能です。

  • 商品カタログ
  • 名刺
  • 宛名ラベル
  • 名札
  • 価格表
  • 商品一覧
  • 定型レイアウトのチラシ

たとえば、商品名、価格、品番、説明文、画像ファイル名などを表計算ソフトで管理し、InDesign側のレイアウトに流し込むことで、手作業でコピー&ペーストする量を減らせる場合があります。

データ結合を使う前に必要な準備

データ結合を使うには、元になるデータの整理が重要です。

  • 商品名や価格などの列名を整理する
  • CSVやTXT形式で保存する
  • 画像ファイル名を正しく管理する
  • 空欄や表記ゆれを確認する
  • InDesign側で差し込み位置を設定する

データ結合は便利な機能ですが、元データが整理されていないと、かえって修正が大変になることもあります。

そのため、実際に使うかどうかは、制作物の内容や運用方法に合わせて判断します。

実際の制作に近い形で学ぶことが大切です

今回のレッスンでは、単にInDesignの機能を順番に説明するのではなく、実際のカタログ制作に近い形で進めました。

業務で使う場合、必要なのは「機能を知っていること」だけではありません。

どのタイミングでどの機能を使うのか、どのようにデータを設計すれば後から修正しやすいのか、複数人で作業する場合にどう管理するのか、といった実践的な考え方が大切です。

実践レッスンで確認した内容

今回のようなInDesignレッスンでは、次のような内容を確認します。

  • IllustratorとInDesignの違い
  • ページ物制作の基本
  • 親ページの使い方
  • 段落スタイル・文字スタイルの使い方
  • 画像リンクの管理
  • ページ番号の設定
  • 本文や商品情報の整理
  • PDF書き出しの確認
  • 入稿前のチェックポイント

実際の業務で使うデータや、これから作る予定の制作物をもとにレッスンを行うことで、より具体的に理解しやすくなります。

アースト ITマンツーマンでできること

アースト ITマンツーマンは、パソコンやスマートフォン、タブレットの使い方を学ぶ、マンツーマン・スタイルのリモートレッスンサービスです。

InDesign、Illustrator、PhotoshopなどのAdobeソフトについても、実際の画面を見ながら、目的に合わせて必要なところから学べます。

InDesignレッスンで対応できる内容

  • InDesignの基本操作
  • Illustratorとの使い分け
  • カタログや冊子のページ設計
  • 親ページの設定
  • 段落スタイル・文字スタイルの作成
  • 画像配置とリンク管理
  • 商品カタログのレイアウト
  • データ結合の考え方
  • PDF書き出しと入稿前チェック

初心者の方には基本操作から、実務で使いたい方には現在の制作物に合わせた実践的な内容でサポートできます。

まとめ

InDesignは、最初は難しく感じるかもしれません。

しかし、親ページ、段落スタイル、文字スタイル、画像リンク、データ結合などの考え方を理解すると、カタログや冊子のようなページ物制作を効率よく進められるようになります。

Illustratorでのデザイン作業に慣れている方でも、ページ数の多い制作物ではInDesignを活用することで、修正しやすく、管理しやすいデータを作りやすくなります。

カタログ、冊子、パンフレット、会社案内、マニュアルなどをInDesignで作りたい方は、アースト ITマンツーマンへお気軽にご相談ください。

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