「電源ボタンを押しても反応がない」「ファンも回らず、ランプも点かない」――。
パソコンの“電源が入らない”症状は深刻に見えますが、原因は本体の致命的故障とは限らず、電源ユニット(PSU)の劣化が原因になっていることも少なくありません。
今回は、DELLのデスクトップPCで発生した「電源が入らない」トラブルに対し、原因を切り分けたうえで電源ユニット交換により復旧した修理事例をご紹介します。
ご依頼内容(実際のご相談)
お客様から「突然PCの電源が入らなくなった」とのご相談をいただきました。
詳しくお話を伺うと、完全に起動しなくなる前から、次のような前兆があったとのことです。
- 電源が入るまでに時間がかかる
- 1回で起動しないことがある
- シャットダウンにも時間がかかる
- 一時的にメモリの差し替えで改善したが、その後また不調になった
- 最終的に まったく電源が入らなくなった
この状態では業務・作業が止まってしまうため、修理をご依頼いただきました。
症状の確認(当社での検証)
対象機種は DELL のデスクトップPCです。
ご申告どおり、電源ボタンを押しても反応がなく、起動できない状態でした。
サポート内容(当社が実施した作業)
1)基本チェック(通電・接続・簡易リセット)
まずは、ケーブル抜けや一時的な不具合の可能性を除外するため、以下を実施しました。
- 電気的リセット(残留電荷の放電)
- メモリの挿し直し
- 電源ケーブル/内部ケーブルの挿し直し
しかし、状態は変わらず、起動しませんでした。
2)原因推定:電源ユニットの劣化を疑う
前兆(起動に時間がかかる・1回で起動しない)が出ていた点と、基本チェックで改善しなかった点から、
内部部品の劣化、特に 電源ユニット側の不具合(コンデンサ劣化など)を優先して疑いました。
3)電源ユニット交換 → 起動確認
交換用電源ユニットを用意し、電源ユニットを交換して検証したところ、正常に起動できることを確認。
これにより、今回の原因は電源ユニット側である可能性が高いと判断し、復旧対応完了となりました。
まとめ|「電源が入らない」は電源ユニット故障が原因のことも。前兆が出たら早めの対処を
電源が入らない症状は、マザーボード故障などの大きなトラブルに見えますが、実際には今回のように 電源ユニットの劣化・故障が原因であるケースもあります。
また「最近、動作が不安定」「1回で電源が入らない」といった前兆がある場合、完全に起動不能になる前に点検・交換することで、急な停止を防げることがあります。
当社では、起動不良の切り分けから、電源ユニット交換を含む修理まで対応可能です。
「急に起動しなくなった」「できるだけ早く復旧したい」「データが心配」という場合も、お気軽にご相談ください。


